はいどうも。ちゅんです。
「あー。もう転職をしたい!けど年末年始に転職活動するのってどうなの?」
「年末年始は求人数が減るって聞いたけど、実際どうなの?」
このような質問を受けたので、人事で中途採用担当を5年勤めた私が年末年始に転職活動をすべきかについてまとめてみました。
結論は求人数の多い少ないに関係なく、希望する企業があれば応募したほうがいいです。
「良い求人が見つかる」ではなく、「良い求人を見つける」という意識になってほしいです。
目次
年末年始は転職活動しないほうがいいか?

「年末年始は転職活動しないほうがいいか?」と聞かれることがありますが、結論は「希望する求人があればする。ないならしない。」だと思います。
希望する企業の求人あるなら、年末年始だろうと迷わず応募するべきです。
よく「希望する企業が見つからない」という人がいます。
そういう人にどれくらい探したのかを聞くと、「転職サイトを1つ、2つ見ました!」と答える人がいます。
それくらいで「見つからない」と嘆くのは甘いです。
自分に合う求人は見つかるものではなく、自ら見つけに行くものです!
希望する求人がないときは以下の3つの対処法を試してみましょう。
・公式サイトを見る
・様々な転職サイトに登録する
・転職エージェントに登録する
「求人を見つけに行こう」と言いましたが、12月・1月は求人数が少ないです。
求人数が少ない理由を説明するために、まず年末年始の転職市場について見ていきましょう!
年末年始の転職市場について

年末年始の転職市場はどうなのでしょうか?
引用元:doda「転職求人倍率レポート(データ)」
こちらのグラフはデューダ子でおなじみのパーソルキャリア株式会社が中途採用の担当者1,000人に「1年で何月が中途採用活動が活発なのか?」とアンケートを実施した結果です。
このグラフを見ても、12月・1月は求人数が少ない方ですよね?
一番多い3月・9月は12月・1月より約1.5倍も求人数が多いことがわかります。
このグラフを見て「じゃー求人が多い時期まで待つか」と思う必要はありまん。
通年で求人掲載している企業はほとんどありません。
つまり、12月・1月にしか求人を掲載していない企業もあるということです。
もしかしたら、この時期にあなたが望んでいる企業が求人掲載をしているかもしれません。
なぜ、他の月に比べると年末年始は求人数が少ないのでしょうか?
なぜ年末年始は求人数が減るのか?
・求職者が少ないから
・企業が対応できないから
求職者が少ないから
年末年始に求人数が減る理由は求職者が少ないからです。
企業は多くの応募数を獲得するために、求職者が活発に行動する時期に求人掲載します。
10人の応募と100人の応募だったら、後者の方が確率的に良い人材を採用できそうじゃないですか?
求職者も年末年始はゆっくりしたいんでしょう。そりゃ、長期休みの時くらい好きなことやりたいですよね。
休みが明けて現実に戻り、仕事をしてみると「やっぱり仕事合わない!転職しよう!」という人たちが続々と出てきます。
そういう人たちが4月入社に向けて2、3月くらいから転職活動を開始します。
先ほどのグラフを見ても3月は求人数多いですよね?
理由は求職者が多いからです。
求職者が少ない12月は求人数が減る。求職者が多い3月は求人数が増える。ただこれだけです。
ここで、ちょっとした転職サイトの裏話をぶち込みます。
求人掲載は基本的に4週間単位で掲載をします。
年末年始など求職者が少ない時期は1週間延長サービスがあるんですよ!
「たった、1週間?」と思うかもしれませんよね?
求人掲載にかかる費用はプランにもよりますが4週間で50万~100万円くらいが相場です。高いのは4週間で150万円以上します。
「4週間で100万円→1週間25万円」
25万円のサービス受けられることになります。
他の企業が掲載しない(ライバルが少ない)時期で、しかも求職者がいないわけではないのに、1週間の延長(25万円の)サービスを受けることができます。
うまい商売ですね。以上、ちょっとした裏話でした。
企業が対応できないから
年末年始に求人数が減るもう一つの理由は企業側が対応できないからです。
これを見ている方も年末年始は仕事が忙しいと思います。
年末年始は社内のイベントがあったり、長期休み前に仕事を片付けたり、年始は仕事始めでバタバタします。
きっと、どの企業もどの部署も同じですよね。
そのため、採用担当者が採用に時間をかけられないため、求人掲載しない場合があります。
採用に時間をかけられないなら掲載しない。普通のことですよね。
全ての企業が採用に時間を当てられないわけではないので、注意してください!
年末年始だからこそチャンス

年末年始だからこそあなたにチャンスがあります。
その理由は「人材不足」「ライバルが少ない」ことです。
・人材不足
・ライバルが少ない
人材不足
先ほどの12月・1月は求職者が少ないと話しました。
求人数が少ないにも関わらず掲載している企業はおそらく、人材不足で一刻も早く人材を確保したいと思っているはずです。
「急な退職者が出てしまった」「新卒採用がうまくいかなく人が足りていない」など理由があるはずです。
急募している企業はチャンスがあります。
なぜなら、採用基準が下がっている場合があるからです。
「人がいないと営業できない」なら採用基準を下げてでも人員確保しなければいけません。
これはチャンスかもしれません。
しかし注意点もあります。それは人手不足の原因がブラック企業の場合です。
ブラック企業が理由に社員が定着しなく、常に人手不足の可能性があります。
通年掲載している企業も中にはありますが、通年で「急募」ってなんか怖くないですか。
ライバルが少ない
年末年始は忙しいという話もしました。
それは採用担当者だけでなく、おそらくみなさん同じだと思います。
業務が忙しいと転職活動が後回しになると思います。ほとんどの人がそうなります。
それがチャンスです。
他の人が転職活動をしていないことは、ライバルが少ないことになりますよね?
もしかしたら、3月の求職者(ライバル)が多いタイミングだったら、不採用になる可能性もあります。
希望する企業があったら、応募してみましょう!
まとめ

今回は年末年始に転職活動をすべきかについてまとめてみました。
結論は冒頭でもお伝えした通り、希望する企業があれば年末年始に関係なく応募したほうがいいです。
年末年始に応募するときは、企業からの連絡が遅いかもしれません。
1週間以上何も連絡がなければ、メールで問い合わせをしてみましょう。
あなたを見捨てているわけではありません。
ただ、業務が回っていないだけだと心を仏にしてください!