転職をしようと思っても「何をしたらいいのかわからない!」ことありますよね。
いろんなサイトで「転職前にやること」みたいものがあるので、それを参考にしていただければと思います。
「え?じゃあ、これ読む必要あるの?」
と思ったそこのあなた。
固いこと言わないで目次だけでも読んでくださいよ。
今回は元人事部の採用担当者として本気で伝えたい「準備の大切さ」と「転職の目的」についてまとめてみました。
目次
なぜ転職前の準備が大切なのか
転職をする上で事前準備が大切な理由は自分の目的に合った企業へ入社するためです。
「なんだ当たり前のことかよ」
と思うかもしれませんが、この当たり前ができていない人が意外と多いんです。
昔と違って転職することは簡単になりました。

大手転職サイトのCMを見ないほうが難しいじゃないですかね。
あのキャッチャーなワードが聞こえてくる。
企業側は人手不足!人手不足!って言っていてどんどん求人広告を掲載しています。
転職サイトに掲載している企業は様々な手を使って応募者を集めています。
ダイレクメール(DM)・スカウトメールの送信、求人を閲覧した人や転職サイトに登録している人へアプローチもできます。
いろんな企業が「うちの会社に来てください」っとアピールしてきたら、どういう気持ちになりますか?
「必要とされているなら応募だけでもしてみようかな」
「え?今よりこんな年収UPするの?」
「ほー。こんな仕事もあるんだ」
「メールばっかり来てうざいな」
とか、思っちゃいますよね。
何が言いたいかというと、企業選びするときに迷いが発生するということです。
迷うことで、転職の目的を見失い、結果よくわからない企業へ就職してしまうことがあります。
そうならないためにも、転職をする前には準備が大切です。
転職前に何をすればいいのか
10年後どんな自分になりたいか考える
仕事をする中で理想とする自分像はありますか?
年収100万円アップ!
トップになる!
こんな人になりたい!
みないな将来の目標やなりたい自分です。
では、10年後どうなっていたいのかを考えてみてください。
10年後の理想の自分になるためには今、何をしなければいけませんか?
理想の自分になるために正しい道を歩いていますか?
例えば10年後に年収を1,000万円にすることが理想なら
まず年収が1,000万円もらえる企業に勤めなければいけません。
さらに1,000万円をもらえる役職は役員なのか部長クラスか課長クラスか知る必要があります。
調査した結果、部長クラスで1,000万円もらえるとしましょう。
次にあなたがいつ部長になることができるかです。
年功序列だから20年は部長になれない。という企業なら10年後に理想の自分にはなれません。
8年くらいで部長になっている人が過去にいたとしましょう。
あなたはその素質がありますか?
8年で入社した人はとんでもない優秀なだったかもしれません。
どんな人になりたいかをイメージすることで、このまま続けるべきか、転職すべきかも見えてきます。
そして企業も絞られてきます。
年収を例にしましたが、なりたい自分になるためにどういうステップを踏めばいいかを考えてみましょう。
退職理由を明確にする
転職活動を始める前に退職理由を明確にしましょう。
なぜ今の会社を辞めたいと思いましたか?
給与?人間関係?やりがい?残業?理由はそれぞれあると思います。
退職につながった原因を全て書き出し、これだけは絶対に解消したいものを決めましょう。
これを明確にしていないと転職してもまたすぐに転職したくなってしまうからです。
残念なことに不満を全て解消できる転職はないと思ってください。
給与が上がれば、労働時間が増えたり、責任が重くなったりします。
人間関係が今より悪くなるかもしれません。
隣の芝生は青く見えるものなんだ。
人間は無い物ねだりする生き物なんだ。
と自分自身に言い聞かせましょう。
だとしても、退職に至った原因は解消したいですよね。
絶対に解消したいものを事前に決めておきましょう。
転職サイトを見まくる
転職サイトを見まくることは大切です。
覚えましたか?
大切なのでもう一度言います。
大切なことは「転職サイトを見まくること」です。
転職サイトは無料で登録できますし、登録しなくても求人を見ることはできます。
転職サイトによって掲載されてる企業が異なることが多いです。
リクナビNEXTには掲載されていないけど、エン転職には載っている!みたいなことです。
本当はこういう仕事したかったけど、登録している1つのサイトに掲載されていなかったから、仕方なくこの会社受けようかなってならないでください。
転職サイトで求人を見まくると企業選びをする上で迷いを生んでしまうかもしれません。
迷うことで転職の目的を見失い、結果よくわからない企業へ就職してしまうという話もしました。
よくわかならい企業へ就職してしまう人は転職の事前準備を怠った人です。
これを読んでいるあなたはすでに転職の準備をする気持ちがあるので大丈夫です。
求人を見まくって比較することで見えてくるものがあります。
例えば、「みなし残業の時間が企業によって違う!」とか
まず、「みなし残業ってなんだ?」とか
「福利厚生の充実さが違う!」とか
「業界が同じなのにモデル年収に違い過ぎる!」など
様々な求人を比べるこでわかることがあります。
私は求人原稿の作成をしていた側なので、他社の求人原稿はめちゃくちゃ見まくっていました。
この企業には住宅手当てがないんだとか、この年収の書き方は何が隠しているのなとか探していました。
今でもお店で資料を見せてもらうとき、何か隠していることないかな?って探してしまいます。
職業病ですね。
求人を見るメリットはさまざまな企業の情報を得ることです。
大手企業だけがいい転職先とは限りません。
有名ではないけど、あなたのやりたいことや経験を活かせる企業が隠れているかもしれません。
転職活動の時期を決める
転職活動をやる時期を決めましょう。
時期によって求人掲載数が異なるからです。
求人掲載数が多い時期は求職者も多いです。
求職者が多いと内定への倍率が上がる可能性があります。
しかし、求人掲載数が少ないと選択できる企業が少なくなります。
どちらを取るかはあなた次第です。
私だったら、求人掲載数が多い時期に下調べして企業の情報収集をします。
気になる企業があったら掲載が終わる少し前か、その企業の公式ホームページから応募すると思います。
掲載終了間近の応募の方が書類通過率が上がる可能性があるからです。
また、公式ホームページから応募する理由は企業側のメリットが大きいからです。
転職サイトへの掲載費用は平均50万円くらいです。
公式ホームページは掲載費用は0円です。
企業側が得をするのはどちらですか?
掲載費用がかからな公式ホームページからです。
公式ホームページから直接応募するのも書類通過率を上げる手段です。
とりあえず会ってみるか。につながるからです。
転職することを目的としない
転職をするためには事前準備が大切ってことをお伝えしました。
少しでも参考になっていただければと思います。
転職の事前準備をしていると、やっぱり今の会社で頑張ろうかなど思えるかもときもあります。
それはそれでいいことだと思います。
今の会社に居続けたほうがいい場合ももちろんあります。
嫌なことから逃げる転職ではなく、理想の自分になるためのステップアップとして転職をしてください。
「転職をすること」を目的にするのではなく、新しい企業に入社してから
「どうなりたいか」を目的に転職をしてください。
目標に向かっていれば多少辛いことがあっても、耐えられるはずです。
耐えた先に理想の自分がいるなら頑張れますよね。
10年後、理想の自分になるためには今から何かを始める必要があるかもしれません。
それが転職かもしれません。
転職することは簡単です。
しかし、自分の合った企業に入社することは難しいです。
事前準備を大切に理想の自分に近づきましょう。