就活をやっていて、詰まるポイントそれは「長所を探すこと」です。
長所ってなかなか思いつかないですよね?
短所なら出てくるのにとか思うこともあると思います。
今回は自己PRにも使える長所の見つけ方を解説します。
目次
企業に合った長所が必要

長所の見つけ方を説明する前に、1つだけ伝えたいことがあります。
それは、面接では企業に合った長所が必要ということです。
例えば、ボディビルのコンテストで料理が得意とアピールする人はいないですよね?
プログラミングの経験者を求めている企業に対して、足が早いことをアピールしても無駄ですよね?
就活の面接も同じで、企業の求める人材とミスマッチしないようにする必要があります。
そのためには1、2個くらいの長所で満足するのではなく、5個くらいは長所を見つけておいたほうがいいです。
長所を見つけることは簡単ではありません。
本気で自己分析をするいい機会にしましょう。
長所の見つけ方

短所を出す
長所を見つけるためには短所を書き出します。
理由は短所は長所に変えることができるからです。
これでもかってくらい、ひたすら短所を書き出します。
「え?こんなに短所あるの?」と落ち込むくらい出しましょう。
長所を見つけるのは簡単なのに短所はいろいろ出てきますよね?
短所 | 長所 |
我が強い | リーダー性 |
流されやすい | 協調性 |
優柔不断 | 慎重 |
仕切りたがり | 調整力 |
計画性ない | 行動力 |
自己主張が強い | 積極性 |
臆病 | 堅実 |
繊細 | 協調性 |
気が弱い | 相手の気持ちになれる |
短気 | 情熱がある |
あきらめが悪い | 忍耐力 |
頑固 | 忍耐力 |
独断的 | 主体性 |
没頭しやすい | 努力家 |
人見知り | 慎重 |
負けず嫌い | 責任感 |
理屈っぽい | 論理的 |
心配性 | 計画的 |
短所は長所に変えることができます。
物は言いようです。
無理あるだろうなってことでもいいので、一度短所を長所に変換してましょう。
また、長所は短所にもなりますので自分の長所はどのような短所なのかもしっかり把握しておきましょう!
他人に聞く
他人に聞くことも長所を見つける方法です。
いきなり友達に「長所なんだと思う?」って聞いても「明るいところじゃん」とありきたりな返答が返ってきてしまうので、質問の仕方を注意しましょう。
「おれとの間で印象的に残っている思い出かエピソードなんかある?」
「私と一緒にいてプラスになることある?」
など、相手が答えやすい方法で聞いてみましょう。
勇気がある人はこれもおすすめです。
「私の短所なんだと思う?」
ズバズバ言う系の友達ならめちゃくちゃ言ってくれると思います。
友達との関係がどうなっても保証はできませんが。
褒められたことを書き出す
今までで褒められた経験を思い出してみましょう。
褒められることは他の人より優れている点だからです。
例えば足の遅い人に「足早いね」って褒めません。
歌が下手な人には「歌上手いわー」とは言いません。
デブに「痩せてる」とは言いません。いや、言えません。
褒められることは他者より優れているので自信を持ちましょう!
褒められたことを思い出して、長所にしましょう。
苦痛じゃないことを書き出す
苦痛じゃないことは長所に変換することができます。
関係性があまりないようにも思えますが、実はあります。
例えば歴史の勉強は苦痛で仕方ないけど、数学の勉強は苦痛じゃないとか。
辛いものを食べることは苦痛じゃないとか。
あなたにとって苦痛じゃないことは周りの人からしたら、飛び抜けた素質かもしれません。
こう考えると、苦痛じゃないことが長所や強みに変換できそうな気がしませんか?
淡々と作業をすることが苦痛じゃければ、事務作業が得意かもしれません。
人前で話すことが苦痛じゃなければ、コミュニケーション能力が高いかもしれません。
あなたの苦痛じゃないことは何ですか?
長所に対する考え方

・1番である必要はない
・10×10=100の考え
1番である必要はない
長所を見つけるときは「長所が他の人と比べて1番である必要はない」ことを常に意識しましょう。
別に企業は一番の人だけを求めてはいません。
上には上がいることを知っているからです。
「コミュニケーション能力に自信があります!」と言う人に「あなたよりコミュニケーション能力がある人はいますか?」って聞くと「いる」と答えるはずです。
プロスポーツ選手やプロ歌手などプロと言われる人の中でも上手い下手ってありますよね?
1番じゃなくてもプロになれるし、1番である必要はありません。
他より劣っているとか気にしなくていいです。
企業で活かせる長所であれば問題ありません。
10×10=100の考え
10×10=100ですよね?
長所×長所=めちゃくちゃいい長所にしようとするものです。
あなたの長所を掛け合わせればいいということです。
ポケモンGOというゲームアプリを例にします。
「私は行動力がある人です。なぜならポケモンGOというスマホのゲームアプリで100名規模のコミュニティを作りました。
コミュニティを作ったきっかけは、自分の地区でポケモンGOのコミュニティがなかったからです。
コミュニティがないとわかったその日の立ち上げました。(行動力)
コミュニティの管理者(リーダー性)として、情報交換しやすいように自らが1番情報を流すようにしています。(主体性)」
ちょっと無理があったかもしれませんが、エピソードの中には行動力だけではなく、リーダー性や主体性も含まれています。
行動力×リーダー性×主体性でアピールをしている内容です。
このように、ストーリーの中に小さい長所を入れることで、面接官の頭の中であなたの価値を生み出す可能性があります。
なにも考えていない面接官は「行動力が長所ね」で終わりますが、
しっかりと考えてくれる面接官は「いろんな長所がある人」と思ってくれます。
だからと言って、話がダラダラと長くなることは避けましょう。
長所は短所になる
長所は短所に言い換えることができるからこそ注意が必要です。
なぜなら、自分の長所が企業にとっての短所になる可能性もあるからです。
「思い立ったらすぐ行動に移します!」は行動力がある反面、計画性がないことにもつながります。
自分の長所が企業にとって全てプラスに働くわけではありません。
そのことを頭に入れて、長所や自己PRを考えましょう。
まとめ

今回は長所の見つけ方を紹介しました。
「これ長所になるかな?」と思っているものが意外と長所になることもあります。
ただ長所を見つけるだけでは意味がありません。
その長所がどのように志望する企業の求める人物像に当てはまるか考えましょう。
また、長所は短所にもなります。
自分の長所を短所に置き換えることも大切です。
長所を見つけることが社会人になってから役立つのかなと思う人は、
考え方を身につけるために、自分の長所を見つけているんだと思うといいですよ。
自分で考える力は社会人になってから必要不可欠なスキルですから!