「就活生に明るい性格を長所にできますか?」と質問されたことがあります。
「あなたの明るさを長所にすることはできます!でも、面接で言う必要はないよ」と伝えました。
なぜ明るい性格を就活の面接で言う必要がないのかをまとめてみました。
もし、明るさを長所にしようと思っている人は参考にしてください。
目次
明るい性格を長所にするのはどうなのか?

結論は明るい性格を長所にしてもいいと思います。
しかし、明るい性格を長所でアピールすることはおすすめしません。
なぜなら、貴重なアピール時間に明るさをアピールするのがもったいないからです。
「長所が明るいところです」と言う人に対して元面接官が思うことをまとめました。
これは個人的な意見なので、全面接官が思っていることではありません。
先ほども言いましたが、明るい性格は長所です。
明るい性格が悪いのではなく、面接で公言する必要はないんじゃないかなという内容です。
明るさアピールで面接官が思うこと

よく言われる内容だな
新卒の面接では明るさを長所としてアピールする人が多くいます。
一切悪いものはありません。むしろ、長所なので素晴らしいことです。
しかし、あまりにもありきたりの理由だと、面接官に響かない可能性があります。
よくある長所だからこそ、エピソードの内容が大切です。
面接の中で明るさは伝わる
わざわざ長所でアピールしなくても、面接の中で明るい性格だなって伝わります。
話し方や、表情からこの人は「日頃から明るいだろうな、ムードメーカーなのかな?」て想像したりします。
あなたも第一印象で明るい人だなと思った人いませんか?
常に笑顔で、楽しそうに話す人を明るい人だと思った経験があるはずです。
わざわざ、口でアピールしなくてもわかります。
エピソードの論点がずれてる
明るい性格って抽象的で曖昧です。
この明るい性格という抽象的で曖昧なこと説明するために、具体的なエピソードを話しますよね?
そのエピソードはすごくいい内容なんですが、明るい性格につながらない人もいます。
例えば、「明るい性格の私はムードメーカーです。」と明るい性格をムードメーカーに言い換えたとしましょう。
明るいだけがムードメーカーの素質ではありません。
ムードメーカーの人は雑談力や気配りができたり、聞き上手だったりもします。
もしこれを兼ね備えて本当にムードメーカーなら、初めから長所はムードメーカーでよくないですか?
他にも長所があるなら、他の長所の中で明るい性格をアピールすればいいのにと思います。
当たり前の条件
明るさは当たり前の条件かもしれません。
例えば、野球部に新入部員がきました。その新入社員が「私の長所は野球ができることです!」って言っても、それは当たり前って思いますよね?
じゃなくて、「打つのが得意なのか?守るのが得意なのか?足が速いのか?」など何ができるのかを聞きたいのです。
「いや、待って!企業によって明るさが当たり前の条件じゃない場合もあるよ!」と言う人がいるかもしれません。
全くその通りです。
だとしたら、もともと明るい性格をアピールしません。
企業が求める人物像に当てはまらないので不採用になるだけですから。
他に長所がありそう
明るさ以外にもっと長所はありませんか?
あなたの良いところはもっとたくさんあるはずです。
しっかりと自己分析をすれば、さらにいい長所が見つかるはずです。
優秀な人は明るさをアピールしない

優秀な人は明るさをアピールしません。
例えば、あなたのアルバイト先に優秀な新人が入社したとします。
どんな人を想像しますか?
仕事ができる!効率的である!判断力がある!ミスをしない!など想像したと思います。
一番初めに明るい性格と思いましたか?
もちろん明るい性格かもしれませんが、それが直接的に優秀な新人にはつながらないはずです。
つまり、優秀な人ほど、明るい性格など抽象的なことではなく、成果や結果を残していることを長所としてアピールします。
あなたが優秀さを売りたいなら明るい性格を長所としてアピールすることは避けるべきかもしれません。
まとめ

今回は面接で明るい性格を長所としてアピールすることはどうなのか?についてまとめました。
明るい性格を長所としてアピールすることは悪いことではありません。
しかし、わざわざ長所として言わなくても、面接を通して伝わる部分でもあります。
個人的な意見ですが、明るい性格を長所でアピールすることはおすすめしません。
あなたには他にも長所があるはずです。
他の長所をアピールする中で明るい性格を伝えることはできませんか?